猫の隠れ里
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概要
北海道苫小牧市で飼い主のいない猫を減らしたいという思いから個人で始めた保護猫活動でしたが、現在はボランティアメンバーと共にシェルターを運営し保護猫の里親探しをしています。2012年に活動を始めてからの10年ほどで1000匹以上の猫たちを保護してきました。
代表者の方は2012年に殺処分になる猫がいるということを知って、その猫を引き取り家族として迎えました。同じ年の6月に苫小牧市内の多頭飼育崩壊現場から64匹の猫が苫小牧保健所に収容されました。64匹の猫が一度に収容され殺処分になると聞き、１匹も犠牲にしたくないとお一人ですべての猫を引き取り保護しました。それらの猫の里親探しを始めたのが、保護猫活動のスタートでした。
傷病猫や特別なケアが必要な猫を保護した時は、代表者の方がご自分の家族として引き取り終生飼養しています。2017年に苫小牧保健所に収容されたナナリーちゃんは全身麻痺の猫でした。ナナリーちゃんは生きたまま段ボール箱に入れられ、箱には何重にもガムテープを巻かれた状態で苫小牧市内のある場所に捨てられていました。ナナリーちゃんは数日間の治療の後亡くなりましたが、最後まで家族の一員として大切にお世話をされていました。シェルターでは里親募集中の子猫から老猫までたくさんの猫たちが暮らしています。