NPO法人 paw pads
URL
公式サイト:http://pawpads.sub.jp/
Facebook: https://www.facebook.com/npopawpads
概要
人間の都合で捨てられた犬猫を保護して終生可愛がってくれる里親さんへ送り出したいと、2009年11月に神奈川県藤沢市で発足しました。2013年8月にNPO法人となり、川崎市動物愛護センターANIMAMALLかわさきや神奈川県動物保護センターに収容された犬猫を保護して譲渡へと繋いでいます。団体の保護活動が評価されて2014年には川崎市動物愛護賞を受賞しています。
代表者の方は2006年から茨城県の保護団体のボランティアメンバーとして活動した後、藤沢市でpaw padsを立ち上げました。団体職員として仕事をしながら保護犬猫を助けていますが、15人ほどいるボランティアメンバーの皆さんもほとんどが仕事をしながら活動しています。中には小学5年生の時から保護活動を始め、就職してからも犬猫の保護ボランティアに携わっている方もおられます。
愛護センターから引き出す多くの犬猫は交通事故で負傷していたり、高齢で疾患を抱えていることが多く、高度医療と救急診療に対応する動物病院と連携して治療を受けさせています。川崎市動物愛護センターに収容されていた11ヶ月の雄猫ふたばくんは、猫には稀な重度の心疾患を抱えていることが分かりました。収容された犬猫それぞれに手厚い処置を行っているセンターでも、これほど重篤な疾患では医療処置を施せないとのことだったのでpaw padsで引き取りました。このような心疾患のある猫は1歳前後で亡くなるということなので時間がありませんでした。ふたばくんは心臓の奇形が複数あるため前例のない手術と言われましたが、ふたばくんを助けるプロジェクトを立ち上げ多くの方の支援を得ることができました。手術後4日目から少しずつフードを食べるようになり、1週間でつながっていた管を全部外すことができました。手術は成功し3ヶ月後の検診で獣医さんから問題ないと診断され、プロジェクトを支援したある方が家族として迎えてくれることになりました。同居する飼い犬と追いかけっこをするほど元気になり、ふたばくんはしあわせを掴むことができました。